近年、中古物件を活かしたリノベーションが人気です。低予算で理想の空間になるので、様々な世代に向いています。こだわりのデザインに囲まれることで、毎日が癒されるでしょう。そこで、リノベーションセンスは重要です。ここでは、おしゃれにまとめるコツを紹介しています。リフォームやリノベーションを検討している方は必見です。
おしゃれなリノベーション事例
リノベーションは、中古住宅の価値を高める施工です。設計や機能性だけではなく、内装にもこだわる必要があります。そこで、おしゃれなリノベーションを行いましょう。ここでは、具体的な事例を紹介しています。
トレンドのヌックを取り入れる
ヌックとは、狭いスペースを利用した癒し空間です。読書やコーヒータイムなど、独り時間が有意義になります。また、子供の遊び場にしても良いでしょう。
デスク1つ分から、横になれるスペースがあると便利です。デッドスペースを活用したい場合、作る価値があります。
また、天井や床下に収納をつくると便利です。本やおもちゃをすぐに取り出せて、居心地が良くなるでしょう。
狭い空間なので、整理整頓しやすいこともメリットです。さらに、子供の片付け習慣にも向いています。
小上がりスペースでインパクトを出す
リビングの一角に小上がりスペースを設置すると、おしゃれに仕上がります。さらに、あえてフローリングと畳を共存させても良いでしょう。色彩を統一することで、和・洋の違和感が生じません。
また、フローリングの模様を変えると特別感が出ます。一般的な模様は定尺張りと呼ばれますが、小上がり部分をヘリンボーン張りや市松張りにしても良いでしょう。そうすることで、空間のアクセントとなりメリハリが出ます。
また、小上がりの床下は、大きな収納スペースになるため便利です。掃除用具や日用品をしまうことで、生活導線も良くなります。くつろぎ空間と機能性を兼ねているので、家族が集まりたくなる場所になるでしょう。
土間で生活導線をつくる
玄関からリビングにかけて土間をつくると、住宅に個性が出ます。土間とは、靴をはいたまま過ごす空間です。自転車やベビーカーなどを置けるので、スムーズに外出できます。
また、土間を広く設置して、アウトドアグッズやスポーツ用品を置いても良いでしょう。こうすることで、室内保管がしにくいアイテムを気軽に持ち込めます。
そして、シューズクローゼットを付けると玄関が片付くので便利です。こうすれば、急な来客があっても安心して迎えられます。さらに、洋服やカバンをかけるラックや、鏡を設置すると身支度がスムーズです。忙しい朝も、忘れ物なく出かけられます。
おしゃれなリノベーションを実現するうえでの注意点
理想のリノベーションを行うためには、多くの情報収集が必要です。物件や施工会社選びには、慎重になりましょう。ここでは、失敗しないための注意点を解説します。
イメージを再現するには
気に入ったデザインを詰め混むと、場合によっては失敗します。完成後に『イメージと違う』という事態もあるでしょう。イメージの再現にあたり、テイストの統一感がポイントです。
温もりのある空間には、木や漆喰など天然素材を使うと良いでしょう。また、シックな空間であれば、コンクリート壁や金属を使用すると落ち着きます。
細かい箇所で異なるテイストを混ぜると、調和は取りにくくなります。必ず、同じテイストの素材やデザインを選びましょう。
また、間取りから変える場合、生活導線は重要です。とくに、家事や子育てがしやすい空間は満足度が高くなります。家族の将来性などを考慮し、設計希望を出しましょう。
物件の条件を知る
イメージがあっても、希望の施工ができない物件もあります。建物の構造やマンション規約など条件を理解しましょう。
専門的な内容なので、業者に物件探しから依頼すると安心です。プロの目線で可能な施工を判断します。イメージを細かく共有し、最適な物件を探してもらいましょう。
予算変動に対応する
リノベーションでは、解体後に判明するイレギュラーもあります。配管劣化や水回りの配置など、開けてみないと分かりません。
そして、補修や施工変更で予算が増すこともあります。そのため、予算に余力を作っておくことが重要です。
リノベーションに関するテクニックを紹介
リノベーションの魅力は、手頃な予算で理想の空間が手に入ることです。上手に予算を使うことで、満足度が高まるでしょう。ここでは、理想の空間をつくるためにテクニックを紹介します。
物件相場を理解する
マンションの間取り変更は、面積によって相場が異なります。50平米500～1,300万円・60平米 600～1,400万円・70平米700～1,600万円です。4人暮らしであれば、最低50平米は必要とされます。将来設計も考慮し、見合ったマンションを選びましょう。
また、木造戸建て住宅の場合、750～1,000万円が相場です。マンションと比べ、施工範囲が広くなります。自由度が高いことが魅力ですが、費用変動も大きくなるでしょう。
全体をリノベーションする場合、1,000万円以上かかることもあります。予算を極力抑えるには、マンション物件がおすすめです。
内装の工夫
内装は部分ごとで細かく相場が異なります。壁紙の張替えは、1平米650～1,200円程度です。こだわりを持ちたい部屋に予算をかけ、その他は抑えると良いでしょう。
また、床は既存の状態に重ね張りができます。手頃な手法であり相場は6畳10〜20万円です。さらに、防音床にすると30万円以上がかかります。生活環境に応じて選びましょう。
そして、天井の張替えは1平米1万円前後です。また、塗装は6,000円程度で済みます。トイレ・脱衣所・クローゼットなど、滞在時間が短い箇所に取り入れると良いでしょう。
まとめ
おしゃれな住宅に住むことで、日々心が豊になります。是非、我が家のオリジナリティにこだわってみましょう。リノベーションでは意外なアレンジが可能です。また、業者によってセンスや知識が異なります。東京では多くの業者が存在するので、情報収集が重要です。数社を比較して慎重に選びましょう。施工実績が多く、寄り添う姿勢のある業者がおすすめです。おしゃれで、長年住みたくなる住宅が完成します。
